片側顔面痙攣の原因ともなる食塩感受性高血圧と降圧剤

まぶたが勝手にピクピク動くという症状が起こったことがある人は多いことでしょう。
この症状はたまに起こる程度なら問題ありませんが、まぶたの痙攣だけでなく、自分の意思とは関係なく、顔の片側の筋肉が勝手にピクピクと痙攣したり引きつったりが頻繁に起こる病気があります。
その病気は片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)といい、症状が酷くなると、片目がつぶったままになるほど顔が引きつる症状などが起こり、頻繁におこる顔面痙攣のせいで目が見づらくなったり、人前に出るのがつらくなるなどの日常生活に支障をきたすこともある病気です。
片側顔面痙攣は中高年の発症率が高く、特に女性に多い病気とされており、この病気を発症する原因は、高血圧や高脂血症の患者さんに多く見られることで、動脈硬化が進んだ血管が顔面の神経を圧迫するからだと考えられています。
この病気になった場合は定期的な治療により回復することは可能ですが、出来れば予防のために高血圧や高脂血症を改善して動脈硬化にならないようにするのが一番良い方法だと言えるでしょう。
ところで高血圧には食塩感受性高血圧と、食塩非感受性高血圧の2つのタイプがあることはご存知でしょうか。
食塩感受性高血圧は欧米の人より日本人に多いとされており、塩分の影響を受けて高血圧になりやすいタイプのことです。
自分が食塩感受性高血圧かどうかを判断するポイントは、降圧治療をしていて、減塩をしたらはっきりと血圧が改善されたという場合にこのタイプだとわかります。
そのため、食塩感受性高血圧である場合、食事療法で減塩をしっかりと行うことが血圧をコントロールするために重要だということになります。
しかし、食塩感受性高血圧が減塩で改善しない場合には降圧剤で治療することになりますが、その時にはまず少量の利尿剤が使われることが多く、それでも駄目ならばカルシウム拮抗薬という種類の降圧剤を使うことが多いようです。