降圧剤とグレープフルーツ併用は危険

高血圧と医師から診断された場合、降圧剤を処方されるケースも少なくありません。
血圧が高い状態が続くと、動脈硬化や心筋梗塞・狭心症といった心臓の病気、そして脳出血や脳梗塞といった、脳の病気を発症するリスクが高まります。
これらの病気は発症すると死亡のリスクも高い為、高血圧と診断され薬を処方されたら、必ず服用しましょう。

ただ、降圧剤の中には服用するにあたって、注意したい種類のものがあります。
カルシウム拮抗剤という降圧剤は、グレープフルーツと一緒に摂ると大変危険です。

カルシウム拮抗剤は、血管を拡張する作用を持つ降圧剤の1つです。
動脈の血管壁には、平滑筋細胞でできた層があります。
この層が収縮を起こす事で、血圧は上がる仕組みです。
血管を収縮するには、細胞内にカルシウムイオンが、流れ込む必要があります。
カルシウム拮抗剤は、カルシウムイオンが細胞内に入り込むのを抑え、血管が収縮しないようにする薬です。
血管が縮まらないので、血圧を下げる効果が期待できます。

カルシウム拮抗剤は肝臓にある、酵素により代謝されるのですが、グレープフルーツには酵素の働きを抑制する物質が含まれているのです。
グレープフルーツを食べたり、ジュースと一緒にカルシウム拮抗剤を服用すると、薬の代謝が阻害されてしまいます。
いつも以上に長く薬の成分が体内に留まってしまう為、血圧が下がりすぎてしまう、心拍数が高くなる、頭痛やめまい、顔面紅潮といった様々な症状を招いてしまう恐れがあるのです。

ですので、カルシウム拮抗剤とグレープフルーツを一緒に摂らないよう、注意しましょう。
色々な野菜や果物が入っている、ミックスジュースの中には他の素材に紛れて、グレープフルーツが入っている場合もあります。
ミックスジュースを飲む場合、グレープフルーツが原材料に入っていないか、必ずチェックする事がお勧めです。